2018年3月
2018年3月11日(日)14:30開場/15:00開演
喜多直毅クアルテット『呪詛』 ~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~
圧倒的な演奏力と物語構成力で、期待を裏切らない進化をみせるクアルテット。無音の部分にこそひた寄せる鬼気がある。人間の業や人生の割り切れなさが照射され、鮮烈なイメージ喚起力とともに変転していく。聴いていて全く楽ではない彼らの音楽は、「表現せずにはいられない」という崖っぷちの必然性を常に感じさせる点で芸術の根源に忠実だ。ひりつくほどに美しい。個々のメンバーの今後の成熟を予想すると末恐ろしいほど。(JazzTokyo『#02 喜多直毅クアルテット『Winter in a Vision 2』リリース記念コンサート』2018年1月1日)
文章:伏谷佳代(音楽評論家)
【喜多直毅クアルテット】
2011年、ヴァイオリニスト喜多直毅によって結成された四重奏団。演奏される楽曲は全て喜多のオリジナル作品であり、その出自とも言うべきアルゼンチンタンゴからフリージャズ、即興演奏、現代音楽まで、様々な要素を呑み込んで再構築された、比類なき音楽である。ロシア音楽を彷彿とさせる濃厚な旋律と共に、日本の伝統音楽に通ずる“間”の感覚を併せ持った彼らの音楽は、その深い精神性を高く評価されている。
4人のメンバーはそれぞれの楽器における国内屈指のタンゴ奏者と目されつつ、卓越した実力により、ジャンルを超えてシーンの最先端で活躍している。この4人においてこそ実現する超絶なる表現が、聴衆の気魂を揺さぶり“ドゥエンデ(Duende)”を呼び醒ます。
出演:喜多直毅クアルテット
喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)
北村聡(バンドネオン)
三枝伸太郎(ピアノ)
田辺和弘(コントラバス)
日時:2018年3月11日(日)
14:30開場/15:00開演
会場:テルプシコール(中野)
東京都中野区中野3-49-15 ハタビル
03-3383-3719
料金:ご予約¥4,000/当日¥4,500
◉メール予約アドレス:violin@nkita.net
※メールタイトルは「喜多クアルテット3月予約」、メール本文に《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》《予約日》を 必ずご記入の上、お申し込み下さい。
◉ ご予約に際しての注意事項
・ご予約は3月10日までにお願い致します。
・小学生以下のお子様のご入場はお断りする場合がございます。
◉その他のご注意
・ご来場の際には公共交通機関をご利用ください。
・会場には靴を脱いでお入りいただきます。スリッパや室内ばきのご持参をお勧めいたします。
2018年3月17日(土)14:00開場/14:30開演
齋藤徹(コントラバス)喜多直毅(ヴァイオリン)
出演:齋藤徹(コントラバス)
喜多直毅(ヴァイオリン)
内容:即興演奏
日時:2018年3月17日(土)14:00開場/14:30開演
東京都板橋区氷川町47-3
交通:都営三田線「板橋区役所前」駅下車徒歩5分
東武東上線「大山」駅下車徒歩8分
駐輪場の前の坂を上がる。
料金:予約¥3,000/当日¥3,500
ご予約・お問い合わせ:violin@nkita.net
※お申し込みの際は《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》を必ずお書き下さい。葬儀などによる公演中止の際はご連絡させて頂きます。
※会場ではご予約・お問い合わせの受付は致しておりません。
《ご注意》
・食べ物やアルコール類のお持ち込みはご遠慮下さい。
・お飲み物(ソフトドリンク)の持ち込みをなさる場合、ゴミは必ずお持ち帰り下さい。
・会場に駐車場はございません。
2018年3月18日(日)14:00開場/14:30開演
喜多直毅(violin)田中信正(piano)
出演:喜多直毅(ヴァイオリン)
田中信正(ピアノ)
内容:ラテン音楽、etc.
日時:2018年3月18日(日)14:00開場/14:30開演
会場:アトリエひらり(鵜の木)
東京都大田区鵜の木3-4-15
090-4023-8957
料金:¥3,000(お茶とお菓子のティータイム付き)
ご予約:03-5482-2838(アトリエひらり)
2018年3月19日(月)18:30開場/19:30開演
喜多直毅タンゴトリオ
出演:喜多直毅(ヴァイオリン)
北村聡(バンドネオン)
松永裕平(ピアノ)
内容:アルゼンチンタンゴ
日時:2018年3月19日(月)18:30開場/19:30開演
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-2-8
03-6912-5539
料金:ご予約¥4,000 当日¥4,500
予約・問合せ:エル・チョクロ
03-6912-5539/info@el-choclo.com
violin@nkita.net(喜多)
2018年3月23日(金)19:00開場/20:00開演、3月24日(土)14:00開場/15:00開演、18:00開場/19:00
木場三丁目パラダイス『放り出されて強くなった』編
私は
放り投げた
大切なこの空間に
大切な二人のdancerを
あとはただただ
傍観者となるだけで良い
余計なもののない
不変の美が
そこには姿を表すからだ
佐竹俊彦(EARTH+GALLERY)
出演:吉本由美(ダンス)+喜多直毅(ヴァイオリン)
うえだななこ(ダンス)
内容:コンテンポラリーダンス(喜多は吉本由美さんと共演)
日時:2018年3月23日(金)19:00開場/20:00開演
2018年3月24日(土)14:00開場/15:00開演、18:00開場/19:00開演
会場:EARTH+GALLERY(木場・門前仲町)
東京都江東区木場3-18-17
03-3630-1655
東西線木場駅3番出口から徒歩6分
東西線/大江戸線門前仲町駅1番出口から徒歩10分
料金:前売り¥3,000+1drink order
当日¥3,500+1drink order
問い合わせ先:satake@coexist-tokyo.com
動画は吉本由美さんの作品『九相図』。
以下、動画サイトより引用。
活き活きと美しい沢山の花と9日間対峙し、花々の変化と
それに対する即興のパフォーマンスで撮りあげた作品。
「九相図」(くそうず)とは、仏教で修行の為に生まれ発達した絵画で、
人が死んでからその身体が土に還るまでを九枚の図に表したもの。
曲名「garden」を「この世界」と読み取り、吉本由美流の「この世界の仕組み」を表している。
2018年3月30日(金)18:30開場/19:00開演
小鼓・謡・ヴァイオリンで描く『葵上』/小鼓・ヴァイオリン・ダンスによる即興パフォーマンス『即興というZOYD-LOGUEなお話』
【ご予約満員御礼!キャンセル待ち受付中です!】
小鼓・謡・ヴァイオリンで描く『葵上』/小鼓・ヴァイオリン・ダンスによる即興パフォーマンス『即興というZOYD-LOGUEなお話』
源氏物語の名場面!
六条御息所と葵上の情念の葛藤の世界
この夜現代に蘇る!
◉プログラム
▪第一部:小鼓・ヴァイオリン・ダンスによる即興パフォーマンス
▪第二部:小鼓・謡・ヴァイオリンで描く『葵上』
◉出演:久田舜一郎(大倉流小鼓方)
大島輝久(喜多流シテ方・謡)
喜多直毅(ヴァイオリン)
角正之(ダンス)
◉日時:2018年3月30日(金)18:30開場/19:00開演
◉会場:ソノリウム(永福町)
168-0063 東京都杉並区和泉3-53-16
TEL 03-6768-3000
京王井の頭線 永福町駅下車(北口) 徒歩7分
東京メトロ丸の内分岐線 方南町駅下車 徒歩10分
◉料金:予約¥4,000
※ご予約満席につき、当日券はございません。キャンセル待ち予約のみ受付中です。
◉ご予約/お問い合わせ
◾メール:violin@nkita.net
※メールタイトルは「葵上予約」、メール本文に《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》を必ずご記入の上、お申し込み下さい。
◾電話:(050) 5809-3623(喜多直毅)
※留守番電話の際は、英語アナウンスと発信音の後に「葵上予約」の旨と《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》をお残し下さい。折り返し予約確認の電話をさせて頂きます。
◉ ご予約に際しての注意事項
・ご予約の締め切りは公演前日3月29日深夜12:00までとさせて頂きます。
・10歳以下のお子様のご入場はお断りする場合がございます。
『葵上』あらすじ:
左大臣の娘・光源氏の正妻、葵上が物の怪にとり憑かれて病臥しています。そこで朱雀院に仕える廷臣が梓弓の弦を鳴らして霊を呼び寄せる呪術を持つ照日の巫女に命じ、物の怪の正体を占わせます。すると梓弓の音に引かれて、光源氏の愛人の六条御息所の生霊が破れ車に乗って現れます。そして源氏の愛を失った寂しさに加え、かつて賀茂の祭見物の折、車争いで葵上からうけた侮辱が心の奥深くに沈潜し、これが引き金となって募る葵上への嫉妬の念や尽きせぬ恨みを綿々と吐露し、その枕元に迫って激しく責め苛みます。
家臣たちは六条御息所の生霊のただならぬ様子におののき、急ぎ偉大な法力を持つ修験者、横川小聖を呼びます。小聖が祈祷を始めると、御息所の心に巣くっていた執心が鬼女と化した怨霊が現れ、小聖との凄まじい応酬となります。しかし、さすがの怨霊もついには祈り伏せられ、菩薩の救いもあって心安らかに成仏するのでした。
本公演について:
2016年9月、灘の蔵元として全国に名高い白鷹の文化施設「白鷹禄水苑」(兵庫県西宮市)のプロデュースにより、久田舜一郎(小鼓)、寺澤幸祐(謡)、喜多直毅(ヴァイオリン)による『葵上』が上演されました。同社は文化事業の一環として能楽と異ジャンルのコラボレーション企画を多数主催しており、『葵上』はそのシリーズの一つとして上演され、大変好評を頂きました。 能楽とヴァイオリンという一見異質な組み合わせでありながら、長年ジャンルを超えた演奏に携わって来た久田舜一郎のディレクションにより、『葵上』は新たな輝きを持つ作品として生まれ変わったと言えましょう。昨年11月には名古屋でも再演され、更に奥行きと立体感を増した演奏で多くの方に深い感銘を与えました。三回目となる本公演では、今まさに充実した活動を行う大島輝久(謡)を迎え、『葵上』の持つ魅力にまた新たな角度から迫ります。激しい情念と共に平安の雅やかな香りを併せ持つ本作、ぜひこの編成・顔ぶれによる演奏でお楽しみ頂きたいと思います。 なお、本公演の第一部では久田、喜多、角正之(ダンス)によるパフォーマンスを行います。小鼓、ヴァイオリン、ダンスが即興的に作り出す“場のチカラ”が第二部『葵上』の世界へといざないます。こちらもどうぞお楽しみに。 (敬称略、文章:喜多直毅)
◉出演者プロフィール:
久田舜一郎(大倉流小鼓方)
1944年名古屋に生まれる。
大倉流小鼓方(重要無形文化財総合指定保持者)。日本能楽会会員、能楽協会大阪支部常議員。
大倉流15世宗家、大倉長十郎師に師事。1998年第五回日本伝統文化奨励賞、2007年大阪府知事表彰、2011年兵庫県文化功労表彰、神戸文化活動功労賞受賞。国内・海外での能楽公演への出演はもとより、能囃子の可能性と普及を追求した企画公演、国内外の多様なジャンルのアーティストとの共演・共同制作をも意欲的にこなしている。
大島輝久(喜多流シテ方・謡)
1976年福山生まれ。国総合指定重要無形文化財保持者、日本能楽会、日本能楽協会会員。祖父・久見、父・政允、塩津哲生に師事。喜多流「燦ノ会」同人。イギリス、フランス、中国、ベトナム、台湾など海外公演にも多数参加。これまでに「猩々乱」「道成寺」「石橋」「翁」などの大曲を披く。喜多流の若手能楽師として、東京及び地元の福山を中心に国の内外で活躍している。
喜多直毅(ヴァイオリン)
国立音楽大学卒業後、英国にて作編曲を、アルゼンチンにてタンゴ奏法を学ぶ。現在は即興演奏やオリジナル楽曲を中心とした演奏活動を行っている。タンゴに即興演奏や現代音楽の要素を取り入れた“喜多直毅クアルテット”の音楽は、そのオリジナリティと精神性において高く評価されている。他に黒田京子、齋藤徹との演奏や邦楽・韓国伝統音楽奏者・現代舞踏家との共演も数多い。欧州での演奏も頻繁に行う。我が国に於いて最も先鋭的な活動を行うヴァイオリニストの一人である。
角正之(ダンス)
SUMISH Dance Camp Project主宰、ブレヒト演劇ゼミナールを経て、騙らぬカラダの沈黙に魅了されダンスを始める。
1989年埼玉国際創作舞踊コンクールで奨励賞、91年同コンクール最優秀賞と連続受賞。1995年阪神淡路大震災で被災後、96年より音と動きのMagical Dance Gearシリーズ、2000年建築と美術と映像の共生する環境場(ZOYD.BA)を創造、音と動きの即興対話(ZOYD-LOGUE)を始める。また、劇場制作振付作品も20作品以上、1998年以降、海外アーチストとの芸術共同ワークショップを行う。フランス、スイス、ヨルダン、リトアニア、台湾、ドイツ、スロベニア、韓国、メキシコ、パナマ、他。
主催・企画制作:喜多直毅
制作協力:山本悦子
フライヤーデザイン:山田真介
【お知らせ】
当初、この公演は2018年1月22日に予定されておりましたが、大雪の為延期となり、3月30日の開催となりました。
1月22日にご予約下さった方もお手数ですが改めてお申し込み下さいますようお願い申し上げます。
ご注意下さい。
2018年3月31日(土)14:00開場 15:00開演
fadoも計画:さがゆき(vocal and guitar)喜多直毅(violin)翠川敬基(cello)
出演:fadoも計画
さがゆき(vocal and guitar)
喜多直毅(violin)
翠川敬基(cello)
内容:日本語によるファド、ラテン、昭和歌謡、オリジナルetc
日時:2018年3月31日(土)14:00開場 15:00開演
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-2-8
03-6912-5539
料金:ご予約¥3,900 当日¥4,300
予約・問合せ:エル・チョクロ
03-6912-5539/info@el-choclo.com
violin@nkita.net(喜多)